研究開発/知的財産
基本的な考え方
TOPPANグループ共通の価値観である「TOPPAN’s Purpose & Values」で示している「人を想う感性と心に響く技術で、多様な文化が息づく世界に。」を実現するべく、独自の「印刷テクノロジー」をベースに総合研究所を中心に、事業会社の技術関連部門、知的財産部門およびグループ会社が連携して研究開発を進めています。TOPPANグループのコアテクノロジーである「情報加工」「微細加工」「表面加工」「成型加工」および「マーケティング・ソリューション」 はそれぞれが独自性をもつ技術でありながら、それらを複合的に組み合わせることで、新たなソリューションを提供してきました。今後もさらなる技術の深耕と拡充を進め、グループシナジーの最大化を図るとともに、お客さまや大学、スタートアップとの協創で新たな提供価値を創り出していきます。またグローバルでの社会課題解決に向けた新事業を創出し、事業ポートフォリオの変革を推進していきます。
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環境への取り組み
TOPPANエッジの研究開発部門では、「研究開発成果の市場リリースによる環境影響の低減」を環境方針として環境マネジメントシステムを推進。研究開発の計画的な実行により、環境負荷軽減と環境保全に取り組んでいます。
製品の研究・開発においては、ビジネスフォームで長年培ってきた情報処理・セキュリティ技術や材料、プロセス開発などのコア技術を駆使し、既存事業の強化と新規事業創出の加速に向けた技術革新に挑んでいます。
プリンテッド・エレクトロニクス技術の応用による新たな技術開発
IoT社会の実現には、通信・データ処理機能をもつセンサーデバイスをより低コストかつ大量生産する技術が必要になります。印刷プロセス技術、ICカード・RFIDなどで培った電子回路や無線通信の技術を組み合わせることで、材料を必要な分のみ、必要な箇所に省エネルギーで形成する、省資源かつ低コストな製造技術、プリンテッド・エレクトロニクス(以下PE)に関する研究開発を進めています。
[事例]東北電力とTOPPANエッジ、印刷配線とRFIDの技術を活用した液漏れ検知システムの販売を開始
当社は東北電力株式会社と共同で印刷配線とRFIDを組み合わせた「液漏れ検知システム」を開発しました。液漏れ検知部の電気回路は特殊インクで印刷されており、油や水、薬品の付着により通電状況が変化する特性があります。その変化をRFIDタグが感知、リーダーを通じて液漏れ状況を確認する仕組みです。印刷配線の活用により、従来の金属配線に比べ原材料とコストを大幅に削減することが可能です。発電所のほか、液体を扱う工場への導入で、巡視・点検業務の省力化や設備被害の最小化の実現にも寄与します。
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TOPPANホールディングス株式会社 - 東北電力とTOPPANエッジ、印刷配線とRFIDの技術を活用した液漏れ検知システムの販売を開始
知的財産の取り組み
TOPPANグループでは、「知的財産」を事業競争力の源泉であると考え、知的財産活動を推進して事業における競争優位性の確保に努めています。知的財産活動は、事業構想および研究開発活動に連動するものです。市場ニーズや競合状況を見据えた技術戦略活動に、知財情報から導き出した知財戦略活動を密着させ、その成果を知財化する活動を推進していきます。この活動を推進することで、事業ポートフォリオの変革を知財力で支え、積極的に経営に貢献できるものと考えています。
TOPPANグループ知的財産基本方針
- TOPPANグループは、知的財産・無形資産を事業競争力の源泉となる重要な経営資産と位置づけ、マーケット志向と研究開発活動を一層密着させた知財戦略をもとにグローバルな視点での積極的な知財活動を展開します。
- TOPPAN グループは、創出した知的財産の戦略的な活用によりグループ経営の実行や社会課題の解決、事業利益の増大を通じて企業価値向上に貢献するとともに、持続的な成長を目指します。
- TOPPANグループは、他者の知的財産権を尊重し、事業を行う際には侵害回避や予防策など適切な措置を講じます。
- TOPPANグループは、各国における知的財産権に関する法律や規制を遵守するとともに、第三者による知的財産権への侵害行為には、適切でかつ正当な権利行使を行います。
- TOPPANグループは、保有する商標を適切かつ正確に使用することによりブランド価値向上に貢献します。
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公的研究費の管理体制
当社は、以下の体制のもと、公的研究費の適正な運営・管理を行います。
- 最高管理責任者:
- 代表取締役社長
- 総括管理責任者:
- 技術・事業を統括する役員
- 部局責任者:
- ビジネスイノベーションセンター長
公正な研究活動に関するお問い合わせ
公正な研究活動に関するお問い合わせは、以下のリンクより、個人情報の取り扱いについてご確認・ご同意の上、お問い合わせフォームへご入力ください。ご入力の際は、入力フォーム最上部「お問い合わせ内容」で「サプライヤーホットライン」をご選択の上、フォームに従ってください。
お問い合わせに当たっては、会社名・お名前・ご連絡先を必ず明記してくださいますようお願いいたします。