お知らせ
歌川広重不朽の名作 保永堂版「東海道五十三次」を楽しむ
「浮世絵&古地図エスタンプ展」開催のお知らせ <2018年9月1日(土)〜9月8日(土)>
2018年8月30日

トッパン・フォームズ株式会社とデジタル・エスタンプ株式会社は、歌川広重不朽の名作、保永堂版「東海道五十三次」※2を身近に楽しむ「浮世絵&古地図エスタンプ展」を、ブックハウスカフェ(東京都千代田区神田神保町)にて2018年9月1日(土)〜9月8日(土)まで開催いたします。
本イベントでは、江戸時代を代表する浮世絵師・歌川広重の「東海道五十三次」の日本橋から京都までの名所を描いた55枚の浮世絵を中心に、同時代に発行された古地図「東海木曽両道中懐宝図鑑」も加え、広重が浮世絵を描いた場所と目線を想像しながら楽しむことができます。
展示作品は、浮世絵原画の非常に繊細な色彩を、現在のデジタル印刷技術を活用することで、忠実に再現したものです。全ての展示作品は、購入が可能(受注生産品含む)で、日本の歴史・文化である「東海道五十三次」を、より身近にお好みのスタイルで楽しんでいただけるものとなっております。
また、9月6日には、江戸木版画の技術と文化をいまに伝える高橋工房の浮世絵摺師による実演※3を開催いたします(事前予約制、参加費:前売券1500円、当日券2000円 ※ワンソフトドリンク付)。
主な展示作品
- 歌川広重 保永堂版「東海道五十三次」|日本橋 朝之景
- 歌川広重 保永堂版「東海道五十三次」|品川 日之出
- 歌川広重 保永堂版「東海道五十三次」|神奈川 臺之景
- 歌川広重 保永堂版「東海道五十三次」|保土ヶ谷 新町橋
- 歌川広重 保永堂版「東海道五十三次」|戸塚 元町別道
- 歌川広重 保永堂版「東海道五十三次」|藤澤 遊行寺
- 歌川広重 保永堂版「東海道五十三次」|平塚 縄手道
- 歌川広重 保永堂版「東海道五十三次」|大磯 虎ヶ雨
- 歌川広重 保永堂版「東海道五十三次」|小田原 酒匂川 等、20作品を予定
展示イベント概要
- イベント名:
- 「東海道五十三次 浮世絵&古地図エスタンプ展」
- 主催:
- デジタル・エスタンプ株式会社
- 協力:
- トッパン・フォームズ株式会社、株式会社こちずライブラリ、株式会社高橋工房
- 期間:
- 2018年9月1日(土)〜9月8日(土) 11:00から23:00(土日祝は19:00まで)
- 開催場所:
- ブックハウスカフェ
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2-5 北沢ビル1F
- 入場料:
- 無料 (摺実演イベントへの参加には別途費用)
- アクセス:
- 都営三田線・新宿線・東京メトロ半蔵門線「神保町」駅より徒歩1分
摺実演イベント概要
- 摺実演:
- 9月6日(木) 18:30〜19:30 (第一部)
- 参加費:
- 事前予約1500円、当日受付2000円(ワンソフトドリンク付)
- 定 員:
- 30名さま (事前予約を行っています)
- 交流会:
- 同日19:30〜20:30 (第二部)
実演終了後、高橋さんを囲む江戸木版画の技術と文化の交流会を行います。
- 参加費:
- 2000円 (軽食と飲物付)
◆摺実演イベント(第一部、第二部)事前予約受付電話:03-6802-7728(トッパン・フォームズ事務局)
※受付時間9:00-18:00(土日・祝日を除く)

【日本語版】浮世絵&古地図エスタンプ展/Ukiyoe Live パンフレット(384KB)
【英語版】浮世絵&古地図エスタンプ展/Ukiyoe Live パンフレット(343KB)
主な作品販売価格
デジタル版画(エスタンプ)
- 歌川広重 保永堂版「東海道五十三次」:各\10,000(+税・送料別途)木パネル貼りB4 サイズ<受注生産>
- 歌川広重 保永堂版「東海道五十三次」古地図付き:各\12,000(+税・送料別途)木パネル貼りB3サイズ<受注生産>
その他販売予定
- 東海道五十三次絵巻【完全版】:\30,000(+税)
- 東海道五十三次絵巻【東京・神奈川版】:\9,800(+税)
- 東海道五十三次マスキングテープ:\900(+税)
- 江戸寺社大名庭園(メディアパル・こちずライブラリ刊):\1,300(+税)
- FROM EDO TO TOKYO (メディアパル・こちずライブラリ刊): \1,600 (+税)
- 新幹線で行く 散歩絵巻東海道五十七次(こちずライブラリ編・ウエッジ): \1,600(+税)
- 鉄道路線図入り御江戸大絵図のジグソーパズル:\3,000(+税)
- ほか
※1 画像作品解説
歌川広重 保永堂版「東海道五十三次」|日本橋 朝の景
日本橋の南詰(京橋・銀座方面)から北詰を見た朝焼けの景観で、左側には幕府の法令や禁令を公示した高札場が見える。左手前は日本橋魚河岸で仕入を終えた帰路の魚売りたち。橋の上には七つ立ち(午前四時頃出発)した参勤交代の大名行列を描く。
※2 保永堂版「東海道五十三次」について:
幕末前の爛熟した町人文化の中で庶民の欲求とニーズに合った名所シリーズとして広重が発表したのが保永堂版「東海道五十三次」であり、大成功を収めました。その数年前に刊行された葛飾北斎の「富嶽三十六景」の斬新な作風に刺激され、広重はそこに西洋式の遠近法などの大胆な構図をも採用し、浮世絵風景画の新境地を開拓しています。広重の偉大な点は、単なる名所絵や道中絵の枠内に踏みとどまらず、画面に風や雨などの自然現象や季節感、四季の風物や行事、人々の生き生きとした仕種や表情、ドラマチックともいえる躍動感のある描写に挑み、傑出した才能を発揮している点です。広重は20種類ほどの「東海道」シリーズを手掛けていますが、今日でも世界的名作として評価されているのは最初に刊行された保永堂版です。

※3 高橋工房の浮世絵摺師による実演について:
高橋工房:創業安政年間、木版画摺師として、また版元として代々その技術を継承、今日に至る。
講師:代表取締役 高橋由貴子
・東京伝統木版画工芸協同組合 理事長
・文化庁認定 選定保存技術保存団体 浮世絵木版画彫摺技術保存協会 副理事長
・文京区伝統工芸会会員 副会長
・放送大学 非常勤講師