ニュースリリース

交通系ICカードの利用可能窓口が拡大！
福岡市営渡船の待合所全7カ所の窓口で「はやかけん」などの交通系ICカードの決済利用が可能に

2016年4月1日

ソフトバンク株式会社
TFペイメントサービス株式会社

ソフトバンク株式会社およびTFペイメントサービス株式会社は、2016年4月1日より、福岡市営渡船の待合所全7カ所の窓口で交通系ICカードの電子マネー決済が可能となる仕組みの提供を開始しました。ご高齢者や障がいをお持ちの方などへの割引チケット販売、および一般のチケット販売窓口でご利用いただけます。

交通系ICカードの電子マネーによる決済システムは、利用コストが非常に高額であるため、これまでは券売機をはじめとする一般向けの電子マネー決済サービスのみに適用されてきました。今回、ソフトバンクおよびTFペイメントサービスは、タブレットとSoftBank 4G LTEの高速データ通信ネットワークを利用した安価な電子マネー決済ソリューション「シンカクラウド」を福岡市営渡船の窓口全7カ所に納入し、交通系ICカードでの電子マネー決済が可能になりました。

このうち、博多旅客待合所・玄海島待合所・西戸崎待合所・志賀島待合所では、ご高齢者や障がいをお持ちの方とその介助者を対象とした割引切符ご購入の際、「はやかけん」をはじめとする交通系ICカードがご利用可能です。これにより、ご高齢者や障がいをお持ちの方の利便性向上に貢献するとともに、市民カードとしての「はやかけん」のサービス拡充を図りました。

また、姪浜旅客待合所・能古島待合所・小呂島待合所では、券売機の混雑解消を目的として電子マネー決済ソリューションを導入し、一般の乗船券を購入する際にも交通系ICカードをご利用いただけるようになりました。

離島を含む地域を対象とした交通系ICカードの電子マネー決済サービス提供は、全国初の試みです。また、今回電子マネー決済機として導入するTFペイメントサービスの「TC63CUT021」は、NFC^※技術に準拠しているため、住民基本台帳カードや個人番号カード(マイナンバーカード)にも対応可能です。今後展開が予測されるマイナンバーの民間利用範囲拡大に伴う、新しいさまざまなサービスへの展開にも対応することが可能な製品です。

ソフトバンクとTFペイメントサービスは、これからもSoftBank 4G LTEの高速データ通信ネットワークと「シンカクラウド」による安価なインフラコストでの電子マネー決済の導入を促進し、利用範囲を拡大することで、電子マネー利用者の利便性向上と地域経済の活性化への貢献を実施していきます。

「はやかけん」は、福岡市交通局の登録商標です。
SoftBankおよびソフトバンクの名称、ロゴは、日本国およびその他の国におけるソフトバンクグループ株式会社の登録商標または商標です。
「Thincacloud／シンカクラウド」はTFペイメントサービス株式会社の登録商標です。
その他記載された製品名等は、各社の登録商標あるいは商標です。

※NFC（Near Field Communication:ISO／IEC 18092、21481）について
全世界で20億個出荷されている「MIFARE」の開発元であるNXP Semiconductorsと、日本やアジアで普及し、4億個出荷されている「FeliCa」の開発元であるソニー株式会社が共同開発し13.56MHz帯の近距離無線通信規格で、2003年12月に国際標準規格（ISO/IEC）で認定されました。

【NFCの基本性能】

カードエミュレーション
「FeliCa」や「MIFARE」などのICカードとして機能します。
リーダー・ライターエミュレーション
「FeliCa」や「MIFARE」などのリーダー・ライターとして機能します。
端末間通信
NFC対応の機器間で、煩雑な機器間の認証操作なしで双方向通信ができます。また、認証だけをNFCで行い、それから先をより高速なBluetoothやWi-Fiに通信を引き継ぐことができます。