ニュースリリース
トッパンフォームズ、ASEANにおける売上高倍増計画の一環としてタイ関連会社に追加出資
2015年3月10日
情報管理ソリューションのトッパン・フォームズ株式会社(以下、トッパンフォームズ)は、タイの関連会社データ・プロダクツ・トッパン・フォームズ社(DATA PRODUCTS TOPPAN FORMS LTD. 以下、DPTF社)が実施する増資を傘下のグループ会社を通じて*1全額引き受け、株式17.5%を追加取得しました。これにより、トッパンフォームズの持株比率は48.0%*2となりました。
ASEAN地域では、2015年末にASEAN経済共同体(AEC)が発足します。AEC圏内は人口6億人を超える規模の経済圏となり、若年層が多い成長市場として期待されています。
トッパンフォームズでは、2018年度までにASEAN地域の売上高を倍増させるべく、この一大経済圏でのビジネスを海外事業の成長分野と位置付け、さまざまな取り組みを開始しています。今回の追加出資もその一環で、DPTF社をASEAN地域での事業拡大の戦略的重要拠点とし、成長戦略をさらに加速します。
データ・プロダクツ・トッパン・フォームズ社について
DPTF社は1984年に会社設立、1988年に当社が資本参加し、ビジネスフォームの製造を開始。現在では、タイ国内のビジネスフォーム(BF)、データ・プリント・サービス(DPS)、カードの製造・発行、セキュリティ関連商材の分野で高いシェアを持ちます。
特にカード分野では、銀行やクレジットカードの製造・発行を数多く手掛けています。VISA、MASTERの製造・発行認定を持つほか、銀聯、American Express、JCBといった国際ブランドのクレジットカードも供給しており、高いセキュリティ体制と技術力を誇ります。
加えて、近年では「タイ国民IDカード」の製造・発行処理などの政府大型案件の受注や現地企業との取引拡大により、安定成長を続けています。
今後の展開
トッパンフォームズでは、中国、香港、シンガポール、マレーシアにタイを含めたアジア圏での包括的な営業・製造体制の構築および強化、グローバル品質の標準化を進めています。
また、当社が受注したベトナムの電子料金収受システム(ETC)用のFeliCaカード製造・発行に向けた準備をDPTF社で始め、さらなる技術力向上を図ります。ASEAN地域で急速に拡大する交通系や流通系などのICカード需要を積極的に取り込みます。
加えて、DPS、ビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)サービスや配送伝票などの物流関連商材の拡販を行い、タイをはじめ、インドネシア、ベトナム、ミャンマーおよび、その他周辺国へと事業を拡大します。
以上
参考情報
■データ・プロダクツ・トッパン・フォームズ社について
- 会社名
- DATA PRODUCTS TOPPAN FORMS LTD.
- 所在地
- バンコク(タイ)
- 設立
- 1984年5月
- 代表者
- President & CEO Veerawat Ariyaviriyanant(ヴィラワット・アリヤヴィリヤナン)
- 資本金
- 134百万バーツ(約500百万円*3、増資後)
- 売上高
- 785百万バーツ(約3,000百万円*3、2014年度)
- 従業員数
- 545名(2014年12月末現在)
- 事業内容
- ビジネスフォーム、データプリントサービス、カード製造、カード発行業務、販売等
*1 増資の引き受けは、トッパンフォームズの100%子会社のT.F.COMPANY LIMITED(所在地:香港)を通じて行います。
*2 企業会計基準適用指針第22号「連結財務諸表における子会社及び関連会社の範囲の決定に関する適用指針」を適用し、連結対象とします。
*3 1バーツ=3.6円換算
※「FeliCa」は、ソニー株式会社の登録商標です。
※「FeliCa」はソニー株式会社が開発した非接触ICカードの技術方式です。
※その他記載された製品名等は、各社の登録商標あるいは商標です。
TOPPANエッジ株式会社
経営企画部広報チーム
本社:東京都港区東新橋1-7-3
TEL:03(6253)5730<代表>
※ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なく変更されることがあります。