TFペイメントサービスと楽天Edyが基本合意
クラウド型決済サービス「Thincacloud／シンカクラウド」で
電子マネー「楽天Ｅｄｙ」決済を展開

2013年2月27日

TFペイメントサービス株式会社

トッパン・フォームズ株式会社（以下、トッパンフォームズ）のグループ会社で決済プラットフォーム事業を展開するTFペイメントサービス株式会社（所在地：東京都港区、代表取締役社長：黒羽二朗、以下、TFPS）は、自社が提供するクラウド型決済プラットフォームサービス「Thincacloud／シンカクラウド」で、2013年11月から電子マネー「楽天Ｅｄｙ」の決済サービスを展開することについて楽天Edy株式会社（所在地：東京都品川区、代表取締役社長：山田善久、以下、楽天Edy）と基本合意いたしました。
楽天Edyは「シンカクラウド」の活用について、「既存の電子マネーの仕組みとしてコスト的に優位であること、電子マネー決済の利用シーンとして、新たにインターネット決済に展開余地があることを高く評価した」とコメントしています。

「シンカクラウド」は、NFC^＊技術を使って電子マネー決済などを可能とするものです。利用者が急速に増大するスマートフォンやタブレット端末はもちろん、従来型の業務用ハンディーターミナルやPOSレジにおいても電子マネー決済ができるなど、店頭での対面決済において幅広い機器でサービスの提供が可能であることが大きな特長です。

また、非対面決済のインターネット販売においては、利用者の大半がクレジットカード番号の入力が手間であると感じるうえ、カード番号漏洩の懸念から実際の購入に至らない場合も多くあります。その他にもクレジットカードを保有することが難しい未成年や専業主婦などの方々に対する販売機会を損失するケースも考えられます。「シンカクラウド」では、これらの手間や懸念を払拭し、すべての利用者に安全で使いやすい電子マネーでの決済サービスを、インターネット販売においても提供することが可能です。
さらに、従来は電子マネーを使った決済シーンで対面決済および非対面決済の仕組みが全く別のシステムで提供され、結果として、これらの差異を販売事業者のシステムで対応しなければならない煩雑さがありました。「シンカクラウド」では、両決済を同じシステムで管理するサービスを提供するため、煩雑な管理から解放されると同時に販売事業者の電子マネーの売上管理コストを削減することができます。

今後、TFPSでは「シンカクラウド」に展開済みの「nanaco」と今回展開する｢楽天Ｅｄｙ｣に加え、他の電子マネーブランドとの提携を実施し、利用者や販売事業者にとって使いやすいサービスとなることを目標に事業を進めてまいります。
なお、トッパンフォームズでは、TFPSが提供する「シンカクラウド」を中心にNFC関連事業を推進することにより、2015年度に同事業で40億円の売り上げを目指しています。

以上

^＊NFC：Near Field Communicationの略。詳細については参考情報をご覧ください。

※「Thincacloud／シンカクラウド」は、トッパン・フォームズ株式会社の登録商標です。

※「楽天Ｅｄｙ（エディ）｣は、楽天グループのプリペイド型電子マネーサービスです。

※「nanaco」は、株式会社セブン・カードサービスの登録商標です。

※記載されている製品名などは、各社の登録商標あるいは商標です。

印刷用PDF（247KB）