お知らせ
TOPPANエッジ、国内初「Mastercard Card Eco Certification」を取得
2025年9月29日
TOPPANエッジ株式会社
TOPPANホールディングスのグループ会社であるTOPPANエッジ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:齊藤 昌典、以下 TOPPANエッジ)は、2025年7月5日、TOPPANエッジが製造するリサイクルされた非晶性ポリエチレンテレフタレート(以下 PET-G)樹脂を使用したカード本体において、国際的な決済ネットワークプロバイダーであるMastercardによる使用成分と持続可能性に関する第三者認証「Mastercard Card Eco Certification」(以下 CEC)を国内で初めて取得しました(※1)。
本認証の取得により、TOPPANエッジが製造・発行している接触型と非接触型の両方の通信が可能なデュアルインターフェースICチップを搭載したクレジットカードに、「Mastercard Sustainable Card Badge」の付与が可能となりました。
Mastercard Card Eco Certification (CEC)について
Mastercardは、2028年までに、新規製造分の決済カードからバージンPVCプラスチック(※2)の使用を廃止することを表明しています。2028年1月1日より、新しく製造されるすべてのMastercardのプラスチック決済カードについて、再生ポリ塩化ビニル(rPVC)、再生ポリエチレンテレフタレート(rPET)、ポリ乳酸(PLA)などの再生プラスチックや生物由来のプラスチックなど、より持続可能な素材を使用することとし、カードの製造・発行を受託する企業は、Mastercard独自の持続可能性の第三者検証による認証を受け、CECを取得する必要があります。
CECの取得には、カードの素材だけでなく、カードを製造する工場における製造プロセスの検証も含まれます。
CECを取得したカード製造企業や発行企業は、カード券面に「Mastercard Sustainable Card Badge」を表示することができます。本マークは、表示されているカード製品が第三者認証を受け、従来のバージンPVCカードよりも持続可能性が高いことを示しており、カード利用者に対してよりサステナブルなカードの選択肢を提供することが可能となります。

TOPPANグループは、リサイクル材料を使用したカードの製造比率を高めるなど、環境配慮型ICカードのラインアップや性能をさらに拡大し、脱炭素社会の実現に貢献していきます。また、自社工場で使用するエネルギーの省エネルギー化・再生可能エネルギー化を推進し、サプライヤーエンゲージメントを強化することで、カードビジネス をはじめとしたあらゆる分野で、温室効果ガス排出量のさらなる削減に取り組みます。
※1 今回、TOPPANエッジは「Card Body(カード本体)」においてCECを取得しており、認証の範囲にICチップなどのICモジュールは含まれません。
※2 バージンPVCプラスチック:リサイクル原料などの再生素材を使わず、新しい原材料のみを使用して製造されたポリ塩化ビニル
以上