お知らせ

トッパンフォームズ、「HCDベストプラクティスアウォード2017」で優秀賞を受賞

2017年6月20日

トッパン・フォームズ株式会社は、このたび特定非営利法人 人間中心設計推進機構(以下HCD-Net)が選定する「HCDベストプラクティスアウォード2017」のプロセス・メソッド部門において、優秀賞を受賞しました。
当社は「金融系印刷物などへのユーザビリティーやUXD(ユーザーエクスペリエンスデザイン)の推進 ― 保険のカタログや手続き書類などとDMへのHCDの応用」をテーマとして今回アウォードに応募しました。当社はこれまで人間中心設計(Human Centered Design、以下HCD)が普及していなかった印刷業界にHCDを導入し、金融商品という制約や規制のある対象において視線や脳波の計測も用い金融業務の改善を行ってきました。またカタログや帳票、ダイレクトメール(DM)などの媒体別に評価・診断サービスのラインアップを用意するなど、ビジネスとして活用しやすさも工夫しており、開封率や申込率の増加、問い合わせや誤記入の減少など具体的成果も出ている点が評価されての受賞です。

【当社の取り組みについて】

トッパンフォームズでは情報を分かりやすく伝えるため、ユニバーサルデザイン(UD)を取り入れた印刷物などを提供してきました。また金融業界のお客さまがよりユーザー視点で情報提供を行うことのサポートをするため、担当部門がファイナンシャルプランナー(FP)の資格を取得するなど、専門知識を身に付ける取り組みを行ってきました。
このような取り組みにより、トッパンフォームズでは金融業界のお客さまのツール制作におけるコンサルティング領域への進出を実現し、さまざまな科学的な手法を駆使したアプローチなどによるクリエイティブの改善提案を行うなど、金融の専門知識を理解した上でのユーザビリティー改善につなげています。
またこれらは金融機関のフィデューシャリー・デューティー(顧客本位の業務運営)への対応につながるもので、今後重要性が増してくるものと考えています。

【HCDベストプラクティスアウォードについて】

HCD-Netが企業におけるHCD/UXD活動を審査し表彰する取り組みです。2015年から実施され今年で3回目を迎えるアウォードです。優れたHCD活動を讃えることで、HCDの実践を進め、モノ・コトづくりへの浸透を促すことを目的に行われています。

※HCDベストプラクティスアウォード2017の詳細は以下のURLからご覧ください。
http://www.hcdnet.org/practice/news/hcd-1065.html

以上